第7話 追試!やべーよサトミ・・・・・!
ピンポンパンポン・・・
1年C組1番、東サトルくん、おなじく2番サトミさんは至急職員室にお越しください。
「えー!これから練習なのに・・・」
「サトミ、まさかお前なにかしでかしたんじゃ?」
「なわけねーだろー!」ひじ鉄をかまされたサトル・・・。
職員室に行くと、担任の吉田先生が怒っていた。
「ハーイ慎ちゃん(吉田先生の名前は吉田慎一郎)、どうかした?」
「慎ちゃん言うな!それよりサトルくん、これを見てくれたまえ」
サトルが渡されたのはテストの答案用紙だった。
「あきれてものが言えない!」
それは以下のような答案だった。
【英語】私は元気です→「I am fire」(I
am fまで書かれていてineと書くのが正解)余談だがこの問題は平成2年ごろ某体育大学の期末テストに本当に出た問題)
【日本史】鎌倉幕府を開いた将軍は「金正日」→正解源頼朝
【世界史】世界三大文明は、インダス文明、メソポタミア文明ともう一つは→「文明堂のカステラ」→正解黄河文明
【数学】台形の面積→そんなの知らない
【国語】作者の言いたかったことを15文字で抜き出しなさい→単に文頭の15文字
【理科】光合成で発生する物質を塩酸と回答
「一体キミの妹さんはどういう頭をしているんだね!」
「・・・。ボクに言われても・・・。それにしてもI am fier、私は炎ですってサトミらしいや、ハハハ・・・」
「こらキミまで笑うな!だって双子じゃないか。それにキミはこの試験、ほぽ全問正解、学年3位なんだぞ!」
「だってオレはサトルじゃないもん」
「こら、サトミ!お前のことを心配して言っているんだ。それに見ろ、お前だってやればできる。その証拠に保健体育は満点じゃないか!」
「いいか、規則で赤点が4つ以上ある者は遠征に帯同できないことになっているんだぞ。そこで特別に追試をしてやるから、サトルくんはサトミに勉強を教えてやるように!それにしても・・・。キミたち男女逆に生まれたほうがよかったんじゃないのかねぇ・・・。」
「はい・・・。よく言われます。」
数日後、 追試のため、制服姿で登校するサトミ
「なんでだよっ!オレだけ追試だなんて・・!」なんとか試験を終え、練習に向かうサトミ。
そしてその翌日。
「よかったな東。やればできるじゃないか」
「じゃ、慎ちゃん!」
「ああ、今度の試合、オレも応援に行くから頑張れよ!」
「わーい、慎ちゃん大好き!」チュ!
サトミは嬉しさのあまり、吉田先生にキスしてしまった。
「・・・全くわからん子だ。男のようで女の子。女のようで男の子みたいな変な奴。まったくこいつの担任をやっていると寿命が縮むなぁ・・・。」と悩みつつも、サトミを暖かく見守る吉田先生でした。