第5話 ちょっと早い海水浴!タコなんて大嫌い!

7月――夏休み直前、鎌倉の海。ここに東兄妹&西本親子の5人がやってきた。

海水浴には少々早いが・・・・。サトミはトップレスにトランクス姿ではしゃいでいる。

「サトル!早く早く!」思いっきり蹴り上げた水。

「ツメテー!」サトルもやり返す。一方、みゆきのピンクのワンピースもまぶしい。

「こらっ!遊びにきたんじゃねー」

 

 「みゆもおいでよ!」サトミは砂交じりの手をふっている。小麦色の肌にポチッとした乳首が2つ。

ちょっと見は本当に男の子。現に同じ格好のサトルとは、本当にそっくりだ。だが、そのしぐさの随所に、やはり女の子なんだな、とドキッとさせることもある。

 「サトミちゃん、待って」数分後、みゆきもまた、水着に着替えてビーチに。やはりピンクのスカート付のワンピースで、お嬢タイプのみゆきにとても似合う。また、いつもかけている眼鏡をはずしたその素顔は、普段見ることの出来ない100万ドルのお宝だ。

 いつも練習に明け暮れる4人。夏休みが始まれば厳しい合宿。そこでちょっと早いが、西本は海水浴へと誘ったのだ。

 波と戯れる4人の若者。目を細めて見つめる西本。

「思いっきりたのしむんだぞ・・・。しかし・・・。わが息子とはいえ剛は厳しすぎるなぁ。」

 

 思い思いに遊ぶ4人だったが、突然、

「こんなの、脱いじゃえ!」なんと、トランクスを脱ぎ捨ててしまった。つまり、丸裸になってしまったのである。そして、沖に泳いでいった。上手い泳ぎだ。

「サトルもみゆも、先輩も、おいでよ!」

天真爛漫にして体力旺盛なサトミ。あっけにとられる3人。

「・・・ついていけないよ。」

「全くだ・・・」

だが、突如異変が!

サトミのぱっくり開いたマンコをまさぐる者がいる。まさかこの海開き前のちょっと冷たい海の、岸から離れたところで・・・。しかし、その何者かはたしかにサトミのマンコをもてあそんだ。

「キャーっ!助けてサトル!」

サトミらしくもない悲鳴に、急いで駆けつけたサトルが見たものは・・・・。

それは巨大なタコであった。

「放せこのタコ!」しかしサトミはタコに絡みつかれ、タコにブチューと唇を奪われ、ケツやマンコをまさぐられ失神寸前。このままでは溺れてしまう。剛は泳げないことはないがやや苦手、救援に行けない・・・。

 サトルは自分が溺れるのも省みず、タコと格闘して、ついにタコを倒したが、サトミともども大量の海水を飲み込み、溺れてしまった。

「嗚呼ボクたちしんじゃうのかなぁ・・・」そのとき、西本のモーターボートが二人を拾い上げた。

「よかった・・・。もうすこし遅れたら大変だった・・・。」

「おい、オヤジ!タコ刺しが出来たぜ」

「サトミも喰えよ」

「イャーーーーっ!タコなんて大嫌いっ!」

以来すっかりタコが苦手になってしまったサトミちゃんだったのでした。

しかしいかに巨大で自分を襲ったとはいえ、タコを怖がるサトミはなんとなく女の子っぽく、何故か安心したサトルであった。

 

 

 

 

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