邪教の修道女(シスター)

 

 最近、珠美の様子がおかしい。珠美だけではない。永田もまた変だ。

前々から永田は珠美に好意を持っていたが、珠美は相手にしていなかったのだが、最近はまんざらでもなさそうだ。いや・・・やはりおかしい。

 2人は授業中も不気味な笑みを浮かべ、卑猥な発言ばかりしていた。

そして、遂に・・・珠美は男女見境なく、体を求めてきたのだ。

「キャー!タマちゃんが変なの!叔父様、香織さん助けて〜」

 

珠美だけではない。このあたりで似たように色情狂が増えたのだ。

 

「中川君!」細川博士は珠美を叩いて我に帰らせ、首から提げていたピンク色の十字架を取上げた。

「香織君、仁子君、みたまえ!これは洗脳装置だ!しかも人間の性欲を倍増する周波を出している・・。グロテスターだ!」

「そういえば、最近信者が誰もいなくて前の神父さんが帰国して以来空き家になっていた寂れた教会に、すごく綺麗なシスターが来て、若い男の人たちを中心に盛んなミサが行なわれていると聞いたわ」

「それだ!その教会こそ、グロテスターの基地だ・・・」

 

 

「みなさん、今日も神の御前にて愛の儀式を」

「シスター・マリア!」「シスター・マリア!」

男女の信者たちは全裸で乱交を開始した。この聖ペンデルトン教会で繰り広げられる性の儀式・・・。いつのまにかセックス教団と化したこの教会。その中に、永田の姿もあった。

 

「グロテスター?でも何故?」

「宗教を使って民衆を洗脳し兵力化するのは古代からの定石であるな」

隆之が発言した。

「しかし、セックスとはどういう・・・」

「そこだ。知っての通り、セックスには未知のエネルギーが秘められている。そのことを知った私は、男女のサイボーグのセックスの力で無敵のパワーと不死身の生命力をもつ究極の戦士、バルディスターを完成させたのだ」

恥ずかしそうにうつむく隼人と由香。

「博士!そういえば由香ちゃんの図面は敵の手に・・・」

「そうだ!それを元に怪人としての力をプラスして改造されたのが姉さんだったんだ!」

「もしかすると、真理ちゃん、いやブラディ=マリーがパワーアップのために性エネルギーを集めているのかもしれない。それを元に巨大化して一気に攻撃してくる、わたしが三浦先生ならその線だな」

「よし、僕がその教会に乗り込んで、姉さんを連れ戻してやる」

「由香も行くわ」

「待ちたまえ。君たちが行っても敵の思う壺だ。それに、情報によればあの教会はフリーセックス・・・由香よ、堪えられるか?隼人よ、由香以外でお前のソレを受け入れられる女の子がいると思うか?」

 由香は隼人とのセックスが何より大好きだが、他の男と交わったらそれこそ発狂して死んでしまうだろう。また隼人が他の女性と結合など、これまた発狂ものである。

 また隼人は基本的に由香以外の女性に関心がなく、また馬を上回る巨大なモノを持つため、普通の女性では裂けてしまう恐れがあるのだ。何度も経産してがばがばになった人か、サイボーグでなければまず無理だろう。

 戦闘中、緊急措置的に香織とチャージしたときでさえ、由香は嫉妬に狂い、また、由香の心がサトミと入れ替わった時、サトミの心の由香との合体に嫉妬した本物の由香の心を持つサトミが合体を妨害し、そのためダムが決壊してしまうという失態を犯してしまったことも記憶に新しい。

沈黙が・・・。

「フフ。誰かを忘れてはいない?あたしよ。あたしは別にセックスの相手は誰でもいいわ。それにわたしはサイボーグ。真理にも借りがあるし・・・。今回の潜入作戦は、このあたしに任せて♪」

「香織さん!」

「決まったな!隼人と由香は香織の変身バルスをキャッチしたらすぐ乗り込め。それから仁子君は珠美ちゃんを見張れ。と同時に、十字架を解析してくれたまえ」

「了解!」
香織は潜入前、シャワーを入念に浴びて身を清める。


「耕司・・・行ってくるわ。わたしに力を貸して」香織は耕司の形見ともいえるアレをあそこに隠した。

 

ここは聖ペンデルトン教会・・・。数年前神父がアメリカに帰国して以来無人の荒廃した教会だった・・・。だが今は、にわかに活気付いていた。そこに、1人の美女が扉を開ける。

 

「わたし・・数年前に婚約者を事故で亡くしました。私も・・この教会でシスターとしての修行をしたいのです」

「いいでしょう。神は貴女をきっと受け入れるでありましょう」

妖艶な、「マリア」と名乗るシスター・・・。

 「女」は、すぐにその正体を悟った。だが「シスター」も、「女」の正体を見通していた。

その頃・・。

「ゲっ!まじ〜?わたしバカレッド(永田)とやっちゃったの?うわーーーん。仁子さん〜わたしを洗い流して・・あなたのネンドボーグで・・・」

「仕方ないわね・・・久々にやる?」仁子もやる気満々であった。

ところが、そのとき使用人が・・・。

「仁子様。学校のお友達が遊びにいらしました。」

「誰かしら?」

仁子はこの敷地内に離れを与えられて住んでいた。

「あなたは・・永田君?あっ」

仁子は、永田に一撃で倒されてしまった。そして彼は珠美を襲おうとしたとき、例の十字架が勝手に輝き珠美の首にかかり、珠美は自ら永田とともに飛び出してしまった。

「あっ!不覚」

細川博士は仁子を介抱すると、隼人と由香にそのことを知らせた。

「永田君と珠美ちゃんがそっちに向かった。あるいは2人は既に改造されてしまっているかもしれない・・・もしそのときは・・可愛そうだが殺すんだ・・・。」

「そんな・・・」

「大丈夫だよ由香ちゃん。永田と中川は僕たちで助けよう。それより潜入に成功した香織さんが気がかりだ・・・」

 

 

 そして。

「さあ、あなたのその格好はここには不謹慎ですわ。わたくしと同じように着替えてください」

「女」は赤いタンクトップに白のミニスカという挑発的な服装だった。年齢は20代後半・・30目前といったところか。その年齢にしては若作りな服装。漆黒の髪を高く結び、唇は赤く、挑戦的な目をしている。

「そういうシスターこそ、自慢の改造ボディをさらしたらいかが?マリコさん・・いや、ブラディ・マリー!」

 いきなり女はシスターに蹴りつけた。だが同時にシスターも蹴り上げる。

「最初からお前が乗り込んでくると思っていたわ。さあ、行くわよ!」

ベールを脱いだシスターは、機械魔女ブラディマリーに変身した。

女も、股間に入れておいた特殊バイブを起動した。すると・・・真っ赤に輝く金属の体のサイボーグに変身したのだ。

「勝負!バスト・カノン!」

「望むところよ!それ、バスト・レーザー!」

2人の胸から、ビームが照射される。互いに一撃をかわす。柱のマリア像の半身が瞬間的に蒸発。一方では柱が倒壊する。まともにくらえば、どんなことになるか。

「もう一度!」

2人のビームが、交差してスパークする。威力は全く互角だ。先にエネルギー切れになったほうが負ける。

 「まだまだわたしは半分の出力よ」

「あたしは1/3よ」

「わたしは1/4よ・・でも、あなたに勝つため半分に増やしてあげるわ」

「何よ!こっちも行くわよ」

しかし、2人のエネルギーは全く互角であった。

 肩で息をきらす2人。

「やるわね!今度は格闘よ!あんたの弱点は、その長い髪だわ!確かに,髪は女の命・・それを教えてくれたのはあんただつたわね。知っているとは思うけど、わたしも黒髪ロングよ。だけど・・わたしたちは戦士。戦いにはその髪は邪魔なはずよ!」

香織は、マリコの長い髪を掴んで引き倒そうとした。

一瞬のけぞり、苦しそうな表情を見せるマリコ。彼女のマスクの下半分は素顔が露出したタイプであり、完全に顔面を覆い髪を隠した香織とは異なっていた。

マリコ、苦戦・・・ところが、苦しそうな声ながらも、

「フフ、たしかにあなたの言うとおりだわ。でもそれは生身の人間なら、という話。わたしはサイボーグなのよ。髪だって、意味もなく露出しているんじゃないわ」

そういうと、マリコの長い髪はまるで生きているように逆に香織を締め上げ、また香織の腕からすり抜けてしまった。形勢逆転!今度はマリコが香織の背面に回り、乳房に手をかけ、「あなたの女の武器を握りつぶしてあげるわ。そうよね。胸がなくなったら女じゃなくなるものね。」

「うう、苦しい・・・」しかし改造された胸は、サイボーグとはいえ女の握力では完全に破壊することは出来なかった。大ダメージを受けたもののかろうじて原形をとどめた香織のバスト。しかし不利にはちがいない。

 

その頃「香織さんが変身した。間違いなくここは敵のアジトだ。行くぞ由香ちゃん!」

OK、隼人君♪」バルディ・チャージ!

2人は裏口から教会に突入した。「香織さん!」「タマちゃん〜」「永田!」しかし2人が出会ったのは・・・。

「ようこそミスター・バルディバンとミズ・バルディーナ。わたしが当教会の神父、ザビエックスです。さあ、貴方たちも神に愛を」

神父の目が怪しく光ると、隼人の合体装置がせり出してしまった。由香も股間を押さえてもじもじしている。2人とも、それ自体は特に敵に言われなくとも嫌いではなかったが・・・

「うう、ここは我慢だ・・」「由香もがんばるっ」

「正体を現せバケモノ!」いきなり隼人は発砲した。

「神を恐れぬ罰当たり者。地獄に落ちるが良い。」神父はサイボーグの正体を現した。

「やはりグロテスターの怪人だな!ならば遠慮はない。行くぞ」

「覚悟しなさい!」

隼人と由香はザビエックスと激しく戦う・・・。

 

 

マリコは香織を押し倒し、短剣の柄をその秘部に突きたてようとした。だが

「何よ!これじゃ・・・」

香織のあそこには、貞操帯を兼ねたバイブが既に挿入されており、モノを入れることは出来なかった。

「フフ。これがわたしの究極武器よ。敵からのレイプを完全にシャットダウンし・・そして、相手が女なら・・・こうして逆に犯してあげられるのよ!」

香織はバイブを引き抜くと、それを逆向きにしてクリトリスに接続した。すると香織のクリトリスはバイブに吸い上げられて巨大化し、完全に一体化した。そしてマリコを押し倒し、犯したのだ。

「今までいろいろな男女を傷つけ犯してきた貴女だけど・・犯される気分はどう?少しは人の苦しみがわかったかしら・・・」

「ううーーっぎゃーーー」

悲鳴を上げるマリコ。勝ち誇る香織。だが・・・。

突如、撥ね起こされる香織。

「ふふふ。今のはお芝居よ。ひっかかったわね。いくら大きくても、所詮それは作り物、しかも女のクリ。殿方のペニスとは決定的な違いがあるわ。そう、発射できないでしょ。そして・・・いかにソレがついていても・・・今の貴女のその下には・・そう、わたしと同じ「女」の部分が・・・。貴女が考えるようなことは全てお見通しよ。そしてわたしは貴女のそこのガードがゆるくなるこのときを待っていたのよ。そのためにわざと犯されたのよ・・ハハハハ・・・」

「しまった!」

「安心して、そこは後のお楽しみ。まずはエネルギーを使い果たして弱っているその体の装甲を一枚ずつはがしてあげるわ。まずはそうね・・そのむさくるしいメットをとりなさいよ。女でしょ?それとも顔に自身がないから隠しているのかしら?そんなことないわよね。恥ずかしがり屋さん♪わたしが手伝ってあげるわ」

マリコは香織の仮面を短刀で叩き割った。

中から現れるポニーテール・・・。

そして、香織を蹴り倒し、短剣を完全に無防備になった秘部につきたてようとした。そして今まさに、逆に香織がマリコに犯されそうになったそのとき・・・

「ぎぇえエーーー」

声にならない悲鳴を上げたのはマリコのほうだった。

「いかがかしら?わたしの超濃縮硫酸アンモニア尿は!わたしたちサイボーグは、機械であって人間。そして人間であって機械。オシッコは当然でるけど、機械部分に流れる不純物から出る硫酸とオシッコの主成分のアンモニアを反応させてさらに醗酵させた特製のオシッコよ。美味しかったかしら?」

「ああ、わたしの顔が・・・」

怒り狂ったマリコは再び香織を襲ったが、尿に映った自分のメカ剥き出しの醜い顔を見て戦意喪失してしまった。一方の香織も、全てのエネルギーを尿と一緒に放出して動けなくなった。丁度そのときである。

「今じゃ!今こそ究極のエネルギーが得られたぞ。ザビエックス、巨大化せよ!」

三浦博士が杖を翳すと、隼人と戦っていたザビエックスは教会を突き破って巨大化した。そして暴れる。

「イヒヒ。町を破壊しろ。お前は不死身だ。不滅のエネルギーを得たのだ。なぜならば・・」

「隼人君、このままじゃ街があぶないわ。わたしたちも・・・」

「でも香織さんと中川、永田、それに姉さんが瓦礫の下に」

「そのためにも合体しなきゃ。行くわよ!」

「よし、バルディ・クロスだ!」

2人は激しく結合し、融合巨大化してバルディスターとなった。しかしザビエックスと戦う前に、教会の跡地を丹念に捜索した。

「ダメだ・・だれもいない。」「ここにはいないのかもしれないわ。まず戦いましょう」

「よし、行くぞ」

バルディスターが剣を抜くとザビエックスもハートのついた不気味な剣で攻撃してきた。バルディスターは剣道、ザビエックスはフェンシングの達人だ。勝負は互角。

それにしてもすごいパワー、そして生命力。斬りつけてもすぐ再生してしまう。

「まさか、これは伴天連と姉さんが僕たちの要領で合体した姿かも?」

「だとしたら、エネルギーは尽きないわ・・」

ザビエックスは、その武器も強力だった。

まず、手にしたハート剣。バルディソードと互角に切り結ぶ。かなりの使い手だ。

そして胸の十字架から出すクロスビーム。目から出すザビエックスビーム。さらに頭の天辺からも強力なビーム。

 そして口からは火炎。全身武器だ。だが、その最大武器は・・

「ザビエックス・ソーサー」

ザビエックスは、頭髪の部分をカッターブーメランとして飛ばしてきたのだ。切り刻まれるバルディスター。

「イヒヒ。やれザビエックス。バルディスターを殺せ・・のお、マリコよ・・」勝ち誇る三浦博士。だが・・。

「マリコ?」マリコがいないことに気がついたのだ。

「お、おとうさま・・」

「ま、マリコ・・・!」

なんとマリコの美しい顔が酸で解かされメカの歯茎が露出し、体も傷だらけで白煙を吹き、自慢の髪も乱れていたのだ。

「ま、マリコよ・・・」

三浦博士は先ほどの興奮も忘れ、マリコを介抱した。

「おのれ細川とその手下め・・・よくもワシのマリコを・・・。ザビエックスよ、そのまま細川の屋敷を襲え!それにしても可愛そうなマリコ・・今ワシがもとの美しいマリコに直してやるからな・・・」

 

「大変よ、お屋敷のほうに・・・」

「くそっ、由香ちゃん、僕に最大のパワーをくれ」

「判ったわ」

バルディスターの中心核が真っ赤に光る。

「待てバテレン!勝負はまだだ!」

再び対決する両雄。だが御され気味だ。

「隼人君、わかったわ!あのサイボーグの中で、たくさんの人たちがセックスしているわ。わたしたちと同じように・・・。10組、20人も入っているわ。神父さん本人を入れると21人の人間のエネルギー、10組の男女の性エネルギーを動力源にしているわ・・。それに・・その中に、タマちゃんと永田君もいるの!」

「何てことだ・・。じゃあ、奴を倒したら、永田と中川も・・・」

「いいえ、一つだけ方法があるわ。でも、失敗したら、敵は倒せてもタマちゃんちも殺してしまうの。いいこと?タマちゃんたちは、左胸の心臓の中にいるの。隼人君は全力パンチで神父さんの胸板を打ち抜く。そしてその瞬間、からだの制御を由香に任せて欲しいの。隼人君のままだとそのまま握りつぶしてしまうから。そして、タマちゃんたちの入った心臓を取り出したらこんどはすぐ隼人君がもう一度中から破壊するのよ。」

「わかった、一か八かやってみよう。バルデイ・パーンチ!」

「グエーーー。何故だ?なぜ10組の男女の愛の力をもつわたしが、たった2人の君たちに・・・」

「教えてあげるわ神父さん。それは私たちの愛が本物だからよ」

「そうだ。無理矢理見知らぬ異性と交わらされたり、性欲だけで結合する奴と僕たちは違う」「隼人君の言う通りよ♪」

「ギぇーーーーー」断末魔の叫びとともに果てるザビエックス。

「やったわ!」

「止めだ!」

エネルギー源を失ったザビエックスはただの巨大怪人に過ぎない。バルディスターの敵ではなかったのだ。

ザビエックスの死により、正気に戻った永田たち。

「ここはどこだ?シスターは?」

「キャー、アンタ誰?」さっきまで結合していた男を見て絶叫する女・・・。

隼人と由香もすぐ分離した。

「中川、永田、大丈夫か?」

「隼人に姫、大丈夫。はやく服くれ」

「タマちゃんは?」

「あたし、なんでこいつと抱き合ってるのよ?早くどけなさいレッド!」

「そんなこといったってピンクのほうから・・・」

「敵に操られていたのよ、馬鹿!」

ビンタされる永田・・・。

「そんなことより、香織さんは?」

「あ、香織さん・・」

香織は全エネルギーを使い果たし、変身を解いて死んだように眠っていた。

「香織さん、僕たちのために・・・」隼人は香織を大事に抱きかかえると、基地に戻った。

「博士、大丈夫ですか?」

「危険だ・・わたしの手ではもう手の施しようがない。君たちの力を借りるしかないな。」

「了解。すぐ合体します。」

2人はクロスした。だが、巨大化はせず核のままで留まり、そこに香織を入れた。

そして、通常なら30分程度で再生されるはずの香織がまだ再生されず苦しんでいる。苦しんでいるということは意識は戻った証拠。

「由香ちゃん・・僕たちの力を振り絞って香織さんを生き返らせよう」

「がんばるわ・・・ハア、ハア・・・」

「2人とも頑張って!」仁子と珠美も応援する。そして5時間後・・やっと香織は再生されたのだ。

「2人ともありがとう。でも、わたしマリコを倒したわ」

「え、姉さんを?」隼人は複雑だった。敵とは言え実の姉である。

「あのダメージからして、少なくとも3日は行動できないはずよ。完全に修復するにはもっと時間がかかるかも。君たち2人に産みなおしてもらえば別だけど。その間は三浦博士も悪巧みが出来ないということ。わたしたちはその間に体制を立て直すのよ。仁子も油断しちゃダメよ。貴女自身もグロテスターのお尋ね者。いつ連れ戻され処刑されるかわからないんだから、今日みたいな失態はゆるさないわよ」

 生き返ったものの、以前にも増して厳しくなった香織を頼もしく思う一同。

一方、

「マリコ、マリコ・・・」泣きながら懸命に手当てをする三浦博士。ワルモナイトの命令も無視し、怪人の製造も中断して懸命にマリコだけを修復する三浦博士。

しびれをきらしたワルモナイトは、自らが差し向けた怪人を地球に向かわせた。だがそれをだれも知らないのだ。

 

おわり。