68話 燃え上がる一揆の嵐

 

 「こうなったら仕方ない、ものども、行くぞ!」猿術軍の来襲に、意を決した革命軍は、ついにこれに立ち向かう。

「ものどもかかれ!」猿紹を盟主に、軍師としてライガーを迎え、隼人も加わって猿術軍を蹴散らす。

「猿術を捕らえました!」

「殺せ!」「殺せ!」「裏切り者に死を!」

「まて、こんな奴でも一応猿紹様の弟だ。とりあえず岩屋にぶちこんでおけ!」

 ライガー軍の進撃のうわさは各地に飛び火した。

今まで王妃ゴリー、ラエ、トンキーに虐げられていた庶民の怒りが今爆発する。

「ゴリーを殺せ!」「ラエを追い出せ!」「トンキーを丸焼きにしろ!」

今、怒りは一揆となって燃え上がり、王城に迫る。

 

 しかしそのころ、王城にはゴリーとラエはいなかった。神殿で、生贄の処刑が行われようとしていた。

 かわいそうなターニャは観念している・・・。

「ただ殺しただけじゃつまんないわね。うんとなぶってあげるわ」

「ゴリー様、前座としてまずこの男から」

「そうね・・。おい、ちょっとトンキー、あんたよくもこのあたしのこと裏切ってくれたわね!この前あんたの家行ったの旦那にいいつけたじゃん!それから。この小娘に情けかけようとしていることとか。本国のオヤジにいろいろあたしらのこと告げ口していたの、わかんないと思っていたの?」

「なんとでも言え!もうお前なんかに利用されないぞ・・」

「お黙り!ラエ、さあやっておしまい!」

「ギャーーー」トンキーは、水晶玉からのビームで黒焦げになって死んでしまった。

「おい黄色い娘、あんたはさ、こんな簡単にはころさないからね」

大ピンチだ!

些細ないいがかりからトンキーと仲たがいしたゴリーとラエは、裏切り者の烙印を押し付け、反抗したトンキーは総督を頼ろうとして露見し、今無残に処刑されたのだ。

 むろん、日ごろより無実の罪で処刑されたのはこの3年間で128人にも及ぶ。

嗚呼、誰かターニャを救って!

 

 そのころ、由香は・・・

「モン吉くん、おなかすいていない?」

「へっちゃらだい!」

「むりしないで」

由香は、左胸の変身を解除し、豊かなバストをあらわにして、モン吉に授乳した。由香は妊娠していなくても、自在に母乳を出すことが出来るのだ。

「お母さん・・・」モン吉の母は、モン吉を産んですぐ死んでしまったのだ。

由香は、いつまでも隼人の助けを待つわけにもいかないと思った。ターニャを救わなくてはならないのだ。

「モン吉君、あの丸い突起は何?」

「あれは伝声管覆いだよ」

「じゃあ、伝令はあの管から聞こえるのね?」

「モン吉君、わたしの肩に乗って、この銃であのカバーを撃って!」

「でも・・」

「男の子でしょ!さあ早く」

モン吉は、震えながらもカバーを破壊した。

「こんどは、その隙間から檻の外に出て電熱線のコードを抜くのよ」

モン吉は、細い天井の空間を伝って檻の外に出ることに成功した。そしてコードを抜いた。

由香は、左肩のパワーコンデンサーを抜き取り右肩にセットした。

これで、一瞬だけ怪力が発揮できるのだ。

「えい!」

由香は檻を壊して脱出に成功した。そして、モン吉の手をつかみ脱走。

しかし敵兵士に囲まれてしまった。

 「モン吉君、これ使って!」バルディシューターをモン吉に渡し、自らはなぎなたを振るう。モン吉の射撃の腕は未熟で誰一人倒せなかったが、けん制にはなった。

「いまだわ。モン吉君、しっかり捕まって!」

由香の背中の装甲が割れた。そして白い翼が。大空高く舞い上がる由香。

「おのれっ」飛ぶすべがない猿人兵はもうどうすることもできなかった。

 

 一方、隼人やライガーたちは、空っぽの城に気づくと、神殿に向かった。

今まさに処刑されようとしていたターニャ。しかし隼人たちが。

「おのれ!儀式は中止よ!こいつらを始末しておしまい!」

近衛兵らが、一揆軍と激しく戦う。そこに、新手がやってきた。

 レモネード星海兵隊だ。グロテスター海軍所属の、猿人戦隊で、猿人でありながら総督直属の最精鋭軍だ。

「おお、サルコジ体長、あのさ、早くこいつらを皆殺しにしてよ!わかってんの!」

「王妃ゴリー・アンタハアッポさま、お縄につくのは貴女です。グレートロイヤル星総督に対する反逆罪で、本国送還の上裁かれることになります」

「なんですって!」

形成大逆転!しかしどうして・・・。

 

実は、このようないきつさがあったのだ。

 比叡から決死の変身で飛び立った香織は、総督府でイブニングテイーを楽しむカナシバル総督の部屋に空から侵入した。

「何者!」ドアの外においておいた衛兵も役に立たない。あわてて入った衛兵は、瞬く間にバストビームカノンで蒸発した。

「カナシバル総督ね。単身赴任お疲れ様。奥様のお肌は恋しくないかしら?今日はあたしがご褒美を上げるわ」

「うわーーっ、貴様何者!ステッキで反撃しようとする総督だったが、サイボーグの香織にはかなわない。あっというまに身包みはがされてしまった。

「総督、ゴリーに対する逮捕状を命令しなさい。それからわたしたちの船の封印を今すぐときなさい!」締め上げる香織

「黙れ」

「強情ね、なら、あたしを抱かせる代償としてお願いするわ」

「うわーーーーーっ」

香織は、総督を逆レイプした。

「だれが貴様なんかの・・・」といいつつ白いものを大量にこぼす総督。

「まあ、なんて強情で贅沢な。なら口のほうにも聞いてみるわね」

香織の激しい攻撃に、生気を吸い取られた総督は、言われるままに比叡の抑留解除と、ゴリーの逮捕状を出した。

「ありがと、いいところあるわね。最後に生のあたしも抱かせてあげるわ」

こうして逆レイプにより、カナシバル総督を落とした香織は、彼を捕らえて比叡の封印を解いたのであった。

そして、七海提督の陸戦隊とともに飛び立つ香織。

 ここに、ゴリー、ラエ、隼人、由香、香織、ライガーの6大戦士がそろった。

次回、大バトル!請うご期待!

 

続く