サトミは由香よりも体がふた周り大きく、また日焼けして太く逞しい肉体をしていて、男の子みたいだ。それを強調する意味で、彼女には男子用の短パンを穿かせ、ボーイッシュさを強調した。一方で由香の華奢で女の子らしい体型をブルマがより強調している。顔の大きさ、手足やウエストの太さなど全てサトミより細いが、お尻だけは同じぐらい大きく、かつ丸いことにも注目。(胸は程よく膨らんでいるが、サトミは男の子みたいに胸板になっていている)

女らしい由香
(服装バリエーション

ボーイサッシュなサトミ
(服装バリエーション、ただし全てサトルも一緒)
由香が変身した、バルディーナ。全身装甲に覆われているが、実に女性そのものを象っているデザイン。

サトミが変身した。メガボウラー・レッドギア。アメフトをモチーフに、ロボット然としていて外見からは女性には見えない。

サトミは1年後、胸が膨らみ、筋肉が若干落ち、髪を伸ばして女として成長を遂げた。

「最強戦士バルディバン」のヒロイン、バルディーナに変身する細川由香と、「重機動人間メガボウラー」のヒロイン、レッドギアに変身する東サトミ。2人は、ともに高校生であり、肉体をメカと一体化し、かつ全身を金属の鎧で覆われた戦士にその身を変えて悪と勇敢に戦い、またパートナーであるヒーローと合体巨大化して巨悪と闘うサイボーグヒロインだ。その一方で、2人の容姿や能力、性格は対照的であるが、それは変身後の特長にも反映されている。いずれも作品開始時のデータである。
 細川由香は、身長160p、体重43sで、白人より白い肌と、黒くて長くて真直ぐな髪を持つ美少女で、お嬢様育ち(祖父が権力者)。ヒーローである隼人とは婚約者であり、かれは幼いころから彼女の家に居候しており兄妹同様でもあるが、かなり幼い頃から将来を誓い会い、愛し合っている関係である。将来の夢は、「隼人君の赤ちゃんを産むこと」。趣味はお菓子作り、ピアノで、得意なスポーツは、テニスとなぎなたである。また、彼女は大変女の子らしく、また女であることに誇りを持っていて、常に女らしさに気を配り、また隼人に対し、全てを捧げつくしている。
 一方のサトミは、身長173p、体重60sと由香よりふたまわりも体格が良く、日焼けした肌にショートカット、発達した筋肉を誇る、スポーツ万能のボーイッシュな少女だ。年齢は由香より1つ下。女の子でありながら、アメリカンフットボール部に所属し、男の子顔負けの活躍を見せ、またなぜか男子用の体操服を着用しているため、そのボーイッシュさは際立っている。しかも、ヒーローであるサトルは、彼女の双子の兄で、顔や体格が酷似しているため、よく間違えられることもある。この双子の兄の存在と、周囲のアメフト部員の体格の良さから、女の子としてはかなり大柄なのにもかかわらず、却って小柄に見えることがあり、女の子の中に入るとその体格の良さとボーイッシュさが一際目立つ。逆に、男に混じっていても全く違和感がない。一見、自分が女であることを忘れてしまっているかに見える彼女だが、実際は逆で、本当は兄であるサトルのことが大好きで、いつも一緒にいたいため男の世界に身を投じ、彼に負けない体作りに努力しているのである。もちろん、勝気で負けず嫌いな性格もあり、彼女にとってサトルは、兄であると同時に、恋人でもありライバルでもあるのだ。しかし、兄妹であるため、それは決して受け入れられることはないのである。
 由香は、「女」の能力をエネルギーとし、「愛」の力で隼人と合体する。愛し合うことにより、互いを補い合い、その力を発揮するのだ。つまりテーマは、男女の性差と、その愛、そして一体化である。一方、サトミは「成長期の生体エネルギー」を動力に、「双子合体」によりサトルと合体する。双子であるが故、2人は元々1つだった、1つでありたいという願望を持っており、合体するとあたかも元々一体であったかのような感覚で行動する。こちらの方は、双子であること、成長期の若者のエネルギーと運動能力をエネルギーに2人をなるだけ体格・能力を近づけ、性差を少なく設定している。サトミがボーイッシュである一方で、サトルもアメフト選手としては小柄に設定し、女の子のような童顔にすることによって性差を近づけている。変身後は同型色違いとした。由香の相手の隼人は身長が190センチ、体重100キロの巨漢で筋骨隆々、男の中の男と設定され、細身で白く、ロングヘアの由香との対照を際立てさせ、性差をことさらに強調し、変身後も、由香の変身したバルディーナは隼人の変身したバルディバンと同系ながら胸、股、尻、太ももなどに女であることを強調したデザインとなり、実際にそれを駆使して隼人を助けて戦うのだ。

ヒロイン共演 由香とサトミ