メガボウラー11(ライトニング姉妹。編その1)

 

♪ライトニング姉妹がゥォウゥオゥウォウウォウ・・・・・

全国のお茶の間を、いや、有線放送で到るところで日本人の耳を占領している歌声がある。超人気アイドルグループ、「ライトニング姉妹。」だ。『長女』長沢祐子率いる10人の個性的メンバー、三女安田恵(通称恵坊)は個性的な顔と激しいひたむきなダンスを得意とし、4女飯田かおる(通称ヘンダーソン)170センチを超える長身と腰まで伸びた黒髪、長いまつげがまるで松山零次先生の漫画から抜け出してきたような美人。5女の阿部なつき(通称なっぴー)はなまり剥き出し、天真爛漫な可憐な少女、6女野口真理(通称まりりん)は小さな体ながらも異常なバイタリティを発揮する危険人物、8女西川梨香(通称ぷりちぃ)は見るからにリカちゃん人形のような、しかも甘い声の典型的美少女、9女安川瞳(通称やっすぃ)は長身でボーイッシュなタイプで女性人気ナンバー110女の鬼頭魔鬼(通称きっちん)、彼女こそグループ全体の人気を引っ張る真のアイドル。11女の乃木希美(通称のののん)は、舌足らずで食いしん坊のロリータ。(しかし実は乃木大将の子孫)、そして12女の末っ子神護愛(通称あいちん)は、いたずら大好きの無邪気な幼女だ。すでに次女の黒岩綾は結婚引退、7

の市川さやかも脱退している。(実は姉妹の序列が定まる前に、福元飛鳥が消されている)

そして、女帝、いや長女の長沢祐子(通称姐さん)・・・。水、風俗、軍隊などの修羅場を潜り抜けてきたその迫力はカリスマ的で、誰も逆らうことは出来ない。だが、かといってみんなが恐れているわけではなく、メンバー一堂実の姉のように慕っているのだ。というより、彼女を頂点に義姉妹の契りを結んだ軍団がこのライトニング娘。だ。

さて、前置きがかなり長くなってしまったが、ご他聞にもれず、姉妹。にはまってしまった奴らがここにもいた。

 「監督!甲子園の入場行進曲は「セックスマシーン」にするべきです!じゃなかったら俺は出ません!」甲子園に神奈川代表として出場することになった松崎大介だ。

 そして、ここにも・・・。「♪そぉれ、突っ込もうぜ・・・・」鼻歌を歌いながらハドルをしているのは東サトル。「ムフフフ梨香ちゃん・・・」「何が梨香ちゃんだよ!みゆきちゃんにいいつけるぞ!」相方のサトミに突っ込まれる。

「こらっ、サトル!たるんでいるぞ!グランド5週だ!」キャプテンの怒号。しかし小さく、(俺様は安川瞳の方がいいと思うのだが・・・)、とこんな具合。

しかも、・・・・・。

 ここは西本クリニック。昼休みにテレビをつけた西本先生。「殴っていいとも!」がやっている。ゲストは長沢姐さんだ。「ウチ、お医者さんとやったら結婚してもええわ・・・・!」

     ・・「私も立候補しようか・・・。祐子ちゃん・・・」

さらに、電波は火星軌道にもとどいていた。

「てめぇら!地球に行ってあの中から誰でもいいから・・いゃ、きっちんを攫って来い!俺様の好みだぁ!」

「お頭!リコお嬢さまに家出されたからといって、そんな!」

     ・「フォッフォッフォ・・・それなら名案がありますぞ・・・!」答えたのは陰険なモーリー参謀だ。

「ん?なるほど!よし、水野のハゲオヤジも呼び出せ!」

「もう来ていますぞ・・・」それならばわしにもっとすばらしい作戦が・・・。

かくして、デストラーゼの次の標的はライトニング姉妹。のきっちんになってしまった・・・。

今回からしばらく、「ライトニング姉妹。」編。よろしく!(出番少なかった主人公)